K 様 邸
![]()
![]() |
和風平屋建です。前面には濡れ縁をつけ、柱を立てる事で屋根を壁から1.5m程出しています。 軒(屋根の出)を多く出すことで、和風が強調されるのはもちろん、将来的なメンテナンスも減少します。 外壁が傷む最大の理由は「風雨・日照」です。雨があたることによって、外壁は劣化します。日照によっても劣化します。 軒を大きくだすことで、その劣化を防ぎ、又は遅らせ、世間では10年が目安になっているメンテナンスも20年やそれ以上不要になります。 軒を出すことは、初期の建築費は上がりますが、メンテナンス費用も考えると安いものになります。 また、軒を出すと、夏は涼しく快適です。冬は太陽高度が低いので、日の光も十分に中まで差し込むようになっています。 |
![]() |
玄関ホールと廊下です。 中央には24cm角の太柱が立っています。 床は木曾桧です。 ここの特徴として、非常に高い天井高があります。5m程になります。天井に近いところには窓をずらっと並べています。明かりとりのためと、換気のためです。 中廊下は通常真っ暗な状態になってしまいがちですが、この高窓があることで、普段でも明るく開放的です。換気もできるので、夏場などは風が抜けて涼しいです。 玄関も窓がありませんが、この高窓から届く明かりのおかげで、明るい玄関になっています。 |
| 玄関です。高窓からくる明かりで明るくて開放的な玄関になっています。屋根勾配なりに天井をつくっているので、余計開放的に見えます。 角に杉24cm角の太柱を立てて、梁を渡しています。いわゆる夫婦柱です。玄関という「顔」を引き立たせると同時に落ちついた雰囲気をつくっています。 |
|
| リビングと続きの茶の間・客間です。 床には床暖房をつけて、杉板を張っています。壁は2mまで杉板を張って、その上は珪藻土です。天井は3m程あります。 中央に見える秋田杉の太柱には大梁が差さっています。この梁は42cm高ですが、下の方だけ見せています。等間隔に梁を見せて部屋に表情をつけています。 リビングは東南の角に位置し、この住宅のなかで最高の環境にあります。環境のいい部屋には自然に家族が集まると考えて配置しました。 近年の傾向として、親の部屋や他の部屋を犠牲にしても子供の部屋を「いい環境」にしようという親の配慮があるようです。 しかし、「いい環境」が逆に子供を孤立化させ、堕落させる可能性を高めることも真実です。 家族共有の場こそ「いい環境」にして、そこに家族が自然に集まるようにしたいと考えています。 |