下永田洋風住宅
吉日に那須塩原市下永田で地鎮祭を行いました。
翌日より工事が始まり、だいたい10月頃の完成を目指します。
下永田の現場で基礎工事が始まりました。
ここは布基礎にしています。地耐力が若干弱いのですが敢えてベタ基礎にはしません。一般的にはベタ基礎が最も優れた工法だと思われていますが、土地の条件によっては害になる可能性もあります。
ベースをつくるところです。コンクリートの下に砂利を敷きます。
この土地は若干地耐力が低いため、ベースの巾を広くしています。
また、立上りの切れているところでもベースだけは繋げることで一体化させています。
基礎工事もほぼ終わりました。
上棟は今月24日にする予定です。
上棟に先駆けて土台を敷きます。土台は地場産の桧です。
通風効果等を考えてパッキン工法ではなく換気口を設けていますので土台は基礎の上に敷きます。そのため、下端には防腐剤を塗ります。
いよいよ上棟です。今日1日で骨組みはすべて組み上げます。今は梅雨の時期なので天気を気にしながらの仕事となります。結果的には夕立にあってしまいましたが、シートもなんとか間に合ってぬれた量は少しですみました。
桁を組む時には柱をホゾ穴に入れるために下で柱を誘導します。
ホゾは短いと地震等の時に抜けてしまう恐れがありますが、プレカットと違い大工さんの手刻みなのでそういう組み方は優れています。
この家の大黒柱を立てました。8寸角(24cm角)の日光杉です。赤身がとてもきれいで目も素直な木です。この柱に大梁を架けていきますので、構造の中心になってきます。
リビングの化粧梁を概ね架け終わったところです。
見えるかどうかわかりませんが、梁の中央付近に横に線がはいっていますが、そこが天井のラインになります。そこから下の部分がリビングの天井より見えてきます。
上棟後4日目です。間柱や筋交をつけたり、金物をつけたりしています。
1階は3.6mの柱を使っていますので天井高をその分高くすることができます。柱は大多数の会社が3mの柱を使いますので、単純に他社の住宅よりも60cm天井を高くすることができるわけです。
天井を高くすることで、かなり開放感が増します。また、容積が増えるので夏場は涼しくなりますが、冬は暖房コストが上がります。全ての部屋を高くするのではなく、リビングは3.2mにするけれども洗面所は2.6mにするなど、メリハリをつけています。
瓦を葺き始めています。今回は三州の平板瓦です。ブラウン色にしました。
下地は一般的には18ミリ角を使いますが、当社では15×45ミリのものを使っています。この方が強度が増すからです。
外壁内部に断熱用の杉板を全面にはっている所です。
この板は27〜30ミリの厚さがあります。
断熱としてはもちろん構造的にも非常に強固なものになります。
法令上は筋交の代わりとしてはまだ認められていないので筋交も
規定量入っています。ダブルに強固になっています。
また、その筋交も規定された寸法の5割り増し程度ものを使いますので
尚更強固な構造となっています。
KからLを見ています。
床を張る前段階として下地の根太をつけました。一般的に使用されている寸法よりも大きなものを使用しています。その分頑丈な造りになっています。
KとLのところに24cmの太柱が立ちます。
床板が入るところは写真のように加工して、板が収縮しても隙間が出来ないようにしています。
1階の天井を張り始めています。
Lの天井には石膏ボードを張り終わっています。天井の梁の現在見えている部分が化粧になります。梁自体は42cm程度ありますが、見えるのは18cm位になります。
天井高は3m以上あります。非常に開放的なLになっています。
2階の廊下です。床と天井が終わっています。この後は枠を組んで壁を仕上げていきます。当社では建具はすべて職人による手作りで、既製品は使いませんので、枠も大工さんによる手加工になります。材料は建具材も含め、当社で用意して支給しています。
天井の断熱材が見えています。赤いボード状のものがそうです。断熱性能は非常に高いです。天井材との間に空気層をとることで、尚一層の効果があります。熱は天井からかなり逃げていきますので、この天井の断熱方法が重要になってきます。
壁の断熱材の板が将来収縮するなどして隙間があく虞もあるため、柱とのぶつかりめに隙間充填剤を入れたところです。これでも自然換気は確保されます。
階段を設置しました。素材は杉で大工さんによる手加工です。今は集成材を工場でプレカットするのが一般的で、階段の墨付け(とても難しい)ができない大工さんも大勢います。こういう大工さんの技術をフルに活用することで、いい家になると考えています。
玄関の造作もほぼ終わりです。
正面と右側には収納庫がついて扉が付きます。
靴を入れる収納スペースは多くとっています。
キッチンにはキッチンセットを取り付け終わりました。
対面式になっています。
階段もほぼ終わりに近づいています。
明るさを確保するために大きい窓をつけています。ひとつはFIX窓で、もうひとつは通風のために開口窓にしています。
リビングです。壁にボードを張った後は珪藻土を塗っていきます。

洗面台は桧の厚板をくりぬいています。壁には大きい鏡をつけるため、明るさを確保するために高い位置に窓をつけています。そのため天井高は2.7mもあります。
そうできるのも、1階の柱が通常よりも長い3.6mのものを使用しているからです。
押入れや収納はすべて杉板で床・天井・壁をつくっています。杉は吸放湿性に非常にすぐれているため、効果的です。
キッチンの壁はタイルにしました。
リビングの壁を仕上げたところです。珪藻土を全面に塗っています。天井はペイント仕上げになります。
外部の仕上げが終わりました。足場も取れて後は設備関係を行います。
外壁はサイディングを張ってその上に吹きつけをしています。仕上がっているサイディングをはるよりも防水性に優れます。
外構工事を始めています。
駐車場や家の外周は砂利を入れています。玄関脇と勝手口のところには目隠しをつくるので基礎を打ちました。
もう少しで完成です。外回りはあとは玄関にタイルを貼って電気を引き込めば終わりになります。
軒の出が90cmでているので外壁に雨がかかりにくく夏の日差しもあたりにくいので、メンテナンスが長期間必要ありません。
洗面所です。塗装まで終わったのであとは設備工事をすれば終わります。
洗面カウンターは桧材で、水に強い材料です。厚板をくりぬいてここに洗面器を入れます。
キッチンは白色タイルを貼っています。その他は珪藻土を塗っています。
キッチンは通常よりも5cm高くした特注品にしました。
裏手には収納庫を大工さんが枠をつくり、この後建具職人によって扉や引き出しをつけていきます。
キッチンとリビングとの間にはカウンターを作っています。杉の1枚板で作成しました。今回は足をつけていません。そのため開放的にスッキリ納まっています。
奥には飾り棚を段違いにつくりました。その下にはこれから蓄熱式ヒーターを置く予定です。
寝室です。床の養生をはがしました。仕上げは杉板30ミリです。これに浸透性の塗料を塗っていきます。
杉は軟らかいので足に負担がかかりません。また、低密度なのであたたかみもあります。逆を言えば、傷付きやすく、膨張収縮も大きいです。
左側がトイレの建具、右側が収納庫の建具です。
杉材でつくっています。
キッチン裏の造り付けの収納カウンターです。使いやすいように右側には引き出しをつけています。
玄関です。ホールの床は国産の桜フローリングで壁は左官塗り仕上げです。
建具も雲杉という外材で、洋風に仕上げています。
リビング側からキッチン方向を見ています。
床は杉板で壁は珪藻土の左官塗り仕上げで、あっさりとした仕上げにしています。
建具は建主様のデザインによるものですが、とてもよく部屋に合っています。
キッチンは対面式で、カウンターでは朝食をとれます。
外観です。玄関扉の養生をはがしました。
タモのような色合いの扉です。外壁の色ともよく合っていてほっとしました。
以下は完成写真です
完成の外観です。

玄関の化粧柱も塗装しました。
屋根は三州平板瓦
壁はサイディングに吹付
サッシは断熱サッシです。
勝手口のところには、目隠しとデザインを兼ねて、板塀をつくりました。

木材はすべて桧材で、防水塗装をしています。

開口部には花等をおいて彩りを添えます。
リビングからキッチンや玄関方面を見ています。
天井が3m超と非常に高く、とても開放的です。建具もすっきりとしたデザインで、落ち着いた感じに仕上がっています。
天井の梁も付けたものではなく、梁そのままの下3分の1くらいが見えています。
キッチン方面からリビングを見ています。奥のほうにはピアノを置いたりする予定で、その為に間仕切りの扉をつけています。

右手のカウンターはパソコンや電話本機を置くスペースです。
間仕切りの扉を閉めた状態です。普段は開けた状態のため、リビングを広く感じさせるために、この建具は吊戸にして下にはレールをつけていません。

鴨居も最大限上方につけたため、扉の高さは2.8mと非常に特殊なものになっています。
玄関ホールです。

洋風を強く出すために、建具類はすべて雲杉という外材で統一。
壁も左官塗りにしてすっきりとさせています。正面の壁にはピクチャーレールをつけて絵を飾ったりすることができます。
キッチンカウンターです。杉の幅広の1枚板を使っています。邪魔にならないように足はつけないでつくりました。その脇には太柱を立てています。
キッチン脇の作業スペースです。アイロンをかけたり、と家事のためのものです。
玄関からリビングに入ってくる扉です。デザインは建主さんが決めました。

建具はすべて職人による手作りで、材料もすべて無垢材です。世間一般では建材の建具が大多数ですが、本物は古くなっても味わいがでてきていいものです。
洗面所もほぼ完成です。カガミは大きなサイズのものをつけています。メーカー品の洗面器ではなく手作りならではです。
明るくするために、上方に窓をつけたことも大きなポイントになっています。
リビングと中廊下の間にある飾り窓です。

ガラスティッシュが入った特殊ガラスで、リビングからの明かりを中廊下のほうに伝える役目があります。
中廊下です。

リビング側からの明かりが届くのと、階段のところにある窓からも明かりが届きますので、照明をつけなくても問題ありません。

階段は杉の赤身の板でつくっています。
1階トイレです。

巾は1200ミリ程度あります。
カウンターには信楽焼きの器をつけました。
2階の洗面です。

ここにも1階のトイレと同じ柄の信楽焼きの器をつけています。

壁は湿気に強い杉の赤身を使いました。
子供室です。

5畳の広さですが、それ以外にちゃんと収納があれば、十分な広さです。

床は杉板、壁はクロスです。
押入れの中です。

見えているところは可動式の棚、反対側はハンガーパイプをつけています。
納戸です。壁や天井は調湿に非常に優れる杉板を張っています。

押入れ等はすべて杉板をはっていますが、この板は当社で丸太から一貫して生産している加工板のうち、キズ等あってはねたものを使用しています。
なので、価格的にもかなり抑えることができています。
クローゼットです。寝室から入るようになっています。

左手には可動式の棚、右側には2段のハンガーパイプにしました。