高柳住宅・和洋折衷
完成写真は下の方にあります
西那須野の高柳で新しく住宅工事を始めました。
上棟は2月か3月頃になる予定ですが、真冬に基礎をやりたくないので、先行して基礎を作ります。
布基礎です。地盤は従来の高さから20cm上げています。これは、北側の敷地なので、日照を少しでも良くするためです。
LDは梁を化粧としてそのまま見せます。真ん中に筋が入っていますが、そこに天井材が収まるようになり、そこから下が見えてくるようになります。
奥のほうに見える茶色い紙をかぶった柱は大黒柱で24cmあります。
Lの化粧梁です。下から見ていますが、下部が曲面にしています。これは、1面だけ丸太のそのまま残しているものです。特殊な木材ですが、製材をしている強みを生かしています。
1日でここまで終わりました。かなり早い進み具合でした。これも大工さんが正確に刻んだ結果です。現場でのやり直しは1回もありませんでした。まさに職人の技です。
この家は間取りも規格寸法からはずれているので刻みも難しいはずなのですが、大工というのは凄いなぁと感心してしまいます。
外部の防水シートを張っています。軒裏天井にケイカル板を張っています。
筋交や間柱はすべて立ち、これからサッシを取り付けていきます。屋根もほぼ完了しました。平板瓦のメタリック色です。
この住宅はベランダが非常に広く、7畳程度の広さがあります。
外壁内の杉板をはったところです。この板は27ミリあり、断熱材と耐震材を兼ねています。また、湿気の調整の機能も非常に期待できます。自然素材を有効に利用しています。
天井板を張っています。ピンクに見えるものが高性能断熱材です。これはボード状ですが、継ぎ目から熱が逃げるのを抑えるために銀色に見えるアルミテープを張っています。
その下に再び下地を組み、その下に仕上げ材を張っていきます。この仕上げ材と断熱材の間の閉じられた空間がまた性能の高い断熱材の役割を果たします。
内部です。下には床暖房のパネルが見えます。不凍液を循環させて温めます。床暖房は空気をファンでかき回したりせず、足元が暖かくなるため健康的で快適です。非常にお勧めです。
ベランダの防水工事が終わりました。FRP防水です。このベランダはかなり広く、6帖程度の広さがあります。
階段周りの造作を行っています。階段も杉で手作りです。今はプレカットで階段まで作ってしまう(集成材で)のが世間ではほとんどで、大工さんも階段を作れない人が結構います。それだけ機械に頼っているのが現代の住宅建築になっています。

階段廻りの枠なども、いろいろな角度で組み合わさってくるため、ぴったり納まると「さすが大工さんだ」と感じます。
現在仕上げ工程にある高柳の住宅は、建具工事をしています。建具はすべて職人の手作りのため、取り付けにも時間がかかります。しかし、建材のものに比べて、将来古くなればなったで、味わいのある建具になります。確かに、そり等が出ることもありますが、それ以上のものを与えてくれます。
リビング入口の建具です。この家のメインの建具となります。横に帯を入れて、ガラスは細くしています。かなりいいデザインの建具だと思います。
現在左官工事を行っています。珪藻土が主になります。クロスでも珪藻土はありますが、クロスのものと左官塗りのものでは、珪藻土の厚みがぜんぜん違い、その効果もまったく違ったものとなりますので、当社では左官塗りのものにこだわっています。


以下は完成写真です。

外部の仕上げはALC(軽量発泡コンクリート版)の上に吹付け仕上げです。
アクセントとして1階と2階の間に色を変えて変化をつけています。
木部の茶色く見えるものは塗装です。特に板金をまいてはいません。屋根は三州の平瓦です。
全体的に落ち着いた色合いにまとめています。
玄関ホールです。正面に見えるのは収納庫で、1帖程の大きさです。床はコンクリートなので、汚れたものでも気にせずにしまえます。

この玄関は巾は1.8mと普通の広さですが、天井が2.7mと高いので、開放的な感じがします。また、大きな窓があることもポイントです。
玄関ホールをみています。

床は木曽桧で、これまでの建築でもたびたび使っていますが、大きな節が見事で、時間がたつとますます節が赤くなり、ますます立派な床板になります。

経年変化によって味わいが増すのは本物ならではです。建材では「経年変化」=「経年劣化」ですが、本物材は「経年変化」≠「経年劣化」です。
玄関ホールにある収納庫です。

3/4は靴入れで、1/4はハンガーにしています。
タナは可動式で、高さが変えられるようになっています。
リビングです。だいたい20帖弱の広さがあります。
床は国産無垢材のカバ桜フローリングで床暖房、壁は左官塗り(一部杉板)、天井は杉板です。
天井の梁は化粧で見せています。見えているのは20cmもないですが、実際には40cm位の梁背があります。また、建主様の希望で、梁の巾を15cm(通常12cm)、下端を丸くしています。
リビングにある、造作収納です。左側はカウンターになっていて、上にTVを置く予定です。右側は飾り棚で、上は半透明の特殊ガラスにしています。
素材はすべて杉です。大きさ・デザインは自由に決められます。
キッチンカウンターのところに大黒柱を立てています。24cmあります。
キッチン側からリビングをみています。
右手に見えるカウンターは作業台で、隣には、リビングからは見えない収納棚になっています。
キッチンの背面収納も職人手作りです。自由にレイアウトを組むことが出来ます。
キッチン横にある洗面所と浴室です。キッチンと並んでいるので、家事の動線が非常にスムーズになります。

この洗面所は湿気を考えて、杉板をはっています。また、狭い空間なので、圧迫感のないように杉板の白だけを選んで施工しました。
1階トイレです。巾は1.1m程度あります。脇にはカウンターと手洗い器をつけています。
和室です。6畳+板敷きです。壁には越前和紙を貼りました。
階段は、巾を15cm広くして1.05mにしました。ちょっと広くするだけで、かなりゆったりとした感覚になります。

階段材は杉です。
階段脇には収納庫をつくっています。階段下のスペースなので、高さに制限がありますが、一杯いっぱいに作って有効利用しています。
2階廊下にある洗面台です。

下は既製品、カガミはガラス屋さんにつけてもらったものです。
また、左側には壁厚を利用した収納をつくりました。既製品の収納鏡を使わないことで、すっきりとした感じになります。
2階のトイレです。このトイレも巾が1.2m程度あり、とても広い空間になっています。
寝室です。6畳+板敷きです。
奥には書斎スペースがあり、そこはだいたい3畳位の広さです。
この寝室と奥の書斎とは3枚引き戸で仕切ることができます。
書斎スペースです。壁はワラ入りの珪藻土にして落ち着いた感じにしています。
テーブル等は造り付けです。
納戸です。寝室と廊下から入ることが出来ます。4畳程度の広さがあり、左側は可動棚、右側はハンガーパイプをつけて、手前左側には布団が入る棚を作りました。
子供室です。ここも床暖房で、カバ桜のフローリングです。壁は2mまで杉板で、その上は珪藻土を塗っています。

中央のへこんでいる部分には持ち込みの家具が入ります。
ベランダは6畳程度とかなり広く、スノコを敷いています。